加計学園獣医学部新設に黄色信号?

本日未明の産経新聞朝日新聞、読売新聞の報道によれば、昨日、文科省の大学設置学校法人審議会が開かれ、加計学園今治市獣医学部を新設する計画について今月下旬に文科大臣に答申する予定でしたが、その期限を延期したようです。

現在2017年8月10日午前時35分ですが、ざっとネットで調べたところ、このニュースは朝日新聞、読売新聞、産経新聞しか報道していないようです。毎日新聞東京新聞日経新聞時事通信などは報道していません。

本エントリーでは産経新聞朝日新聞、読売新聞の掲載記事を取り上げ、考察します。

新聞各紙の報道ぶり

産経新聞の報道

加計獣医学部、認可判断保留へ設置審、文科相答申延期へ

政府の国家戦略特区制度を活用した学校法人加計かけ学園岡山市獣医学部新設計画をめぐり、同学園が来年4月に愛媛県今治市で開学を目指す獣医学部設置の認可申請を審査する文部科学省の大学設置学校法人審議会設置審の非公開会合が9日開かれ、獣医師養成に向けた教育環境に課題があるとして、認可の判断を保留する方針を決めた。設置審は今月下旬に林芳正文科相に答申する予定だったが、延期される見通しとなった。

獣医学部設置認可をめぐっては、今年1月、同学園が獣医学部設置を可能とする今治市の国家戦略特区での事業者に選定され、文科相が4月に設置審に認可の可否を諮問し、設置審が審査を続けていた。

関係者によると、設置審はこれまでに教員数に見合った入学定員数を見直すことなどを要請。学園側は当初計画の定員160人を140人に減らしたほか、新たな分野であるライフサイエンスや、日本の獣医学教育で手薄とされた公衆衛生などについてカリキュラムを工夫してきた。

ただ、この日の非公開の会合では、教育環境について不十分な点や課題などが指摘されたという。

設置審は今後、学園側に教育環境面での修正を求め、来月以降も断続的に審議を行い、同学園が目指す来年4月の獣医学部新設の認可について判断する。

獣医学部は獣医師が充足しているとして設置が規制されてきた経緯があり、開学すれば約50年ぶりとなる。

転載朝日新聞デジタル201781000:58

読売新聞の報道

加計学園獣医学部新設の認可判断延期設置審

学校法人加計かけ学園の来年4月の獣医学部新設を巡り、設置の可否を判断する文部科学省の大学設置学校法人審議会設置審の会合が9日に開かれ、8月下旬に行われる予定だった林文科相への答申の延期を決めた。

加計学園は今年3月、岡山理科大学獣医学部設置を申請し、文科相が4月に設置審に諮問。設置審が審査を続けていた。

関係者によると、有識者で構成される設置審の中でも、獣医学の専門家などが委員を務める専門委員会がすでに審査を終えている。この結果を受けて9日、都内で設置審の会合が開かれ、答申の内容について協議した結果、判断の保留を決めた。

加計学園が提示した学生の実習計画などが不十分と判断されたとみられる。

転載読売新聞2017年08月10日01時04分

加計学園獣医学部の新設については、今月下旬にも判断が示される方向で審議会の議論が進んでいた。関係者によると、これまでの審議で高齢の教員が多い授業や実習で使う設備が不足しているのではないかといった指摘が出ていたという。

加計学園は今後、審議会に改善案を出すとみられ、改めて4月からの獣医学部新設を求めるとみられる。

転載朝日新聞デジタル2017年8月10日00時19分